マンガやアニメで，ヒーローはいつも”正義は勝つ！”と言いますよね．そりゃあ，そうですよ．
”勝者こそがが正義”
なんですから．子供でも分かる，当たり前な原理です．Winner＝Justice（綴りが間違ってるかも...）ってわけです．ヒーローはいつも勝ってるからこそ言えるのであって，敗北していたならそんなことは言えません．
敗者は正義ではなく，敗者には何か言う資格すらありません．それどころか，敗者は勝者の言うことに従わねばなりません．ちょっと前にニコニコ動画で流行った”敗北者”ブームがありましたが，これでいうところの
白髭は偉大ではありましたが正義ではないのです．
このことについて，”ONE PIECE”の頂上決戦辺にてドン・キホーテ・ドフラミンゴが，”ONE OUTS”で徳地東亜が言っていました．このことは現実世界においても暗黙の掟です．どんなに汚い手やイカサマを使ったとしても，
勝者になればすべて正義です．勝負や政治の世界では往々にして行われてきたことです．
また，勝者になるということは，他人を蹴落としていくということです．美しいものではなく，残酷な世界です．サザンオールスターズの” 闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて”やそのMV（ミュージックビデオ）はまさにこのことを表現していると思います．またまたなのですが，”ONE OUTS”で徳地東亜も言っていました．
サザンオールスターズ – 闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて（Full ver.）
勝者が正義でありますが，それは美しいものではないということです．自分の正義を貫きたいのならば，友にも剣を突き立て，蹴落とさねばならないということです．しかし，このような”正義”と”善悪”や徳というものは無関係なものです．正義を勝ち取るために悪に染まるぐらいならば，私は蹴落とされてもいいと思います．それよりは善行を行い，徳を積むことのほうが人間として正しいと思うからです．出来ることなら，善行を行い徳を高く積んだ人間が正義であってほしいと思いますが，現実世界とその住人たちは実に見事に腐り歪み切っているいるので，土台無理な話でしょう...悲しいものです...慈悲はこの世界にはないのです...
