芋の独り言

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警備ロボット開発の必要性

京アニ事件を鑑みれば,24時間警備がとれていれば回避できた可能性があると考えられ, 人間での警備は生物的面やコスト面による限界があることが考えられる. 人間の警備員での24時間365日警備は不可能であるため,必ず警備に交代時間が生まれ,今回の事件ではそこをつかれてしまった点がある.

どんなに訓練された人間であっても生物的限界によって24時間365日警備することは不可能なわけで,人間ではない,ロボットといった24時間365日警備システムが必要である.
また,24時間365日警備を雇うには,かなりの費用を要するだろう.信頼が高い警備会社ほど依頼料が高くなる.

こうなると,高性能な警備ロボットを大量生産し,中小企業や家庭においても,手軽に導入できるように,国としても投資して, 警備ロボットもとい警備AIを早急に完成させることが必要である. 開発自体は行っている企業があるだろう.国や投資家は投資して,早急に完成できるようにすべきである. このようなことを唱える方は今までもいたはずであるが,我々は対策を怠ってきた節があるのではないだろうか?

では,どのような警備ロボットが必要か?素人なりに簡単に考えてみる.
まず,ロボットはヒト型である必要はない.危険人物を排除できれば,どんな形態でも構わないだろう. その上で,車輪がいいと私は思う.素早く動けるし,二足歩行より効率的だ.とはいえ,デメリットとしてバランスが不安定になることが 考えられる.
危険物や危険人物を認知するためのカメラと画像処理コンピュータの内臓が必要であるのと,爆発等に耐えれるボディ,危険物や危険人物を 逃がさないようにホールドして処理するアームが必要である.危険物や危険人物を発見した際のアラームも必要だろう.
また,IoT化や電波でコントロールできるようにしてはならないだろう.遠隔操作や遠隔監視が可能である必要もあるが,不用意にインターネットに 接続してしまうとハッキングやジャミングによって妨害され,警備ロボットが動かなくなる可能性がある.それでは意味がない.
銃火器を搭載するのはさすがにマズイだろう.替わりに催涙ガスを搭載しておき,危険人物に対して直射できるように機能を付けておく必要がある. また,今回の事件より,消火活動並びに有毒ガスを素早く処理できる機能も必須である.
以上の機能を備えた上で,以上の警備ロボットに意識が必要であるのかという重大な議論も残されている.私は半分意識は必要であると考える. 意識によって柔軟で臨機応変な行動がとれるため,想定外の事件や事故,災害の際に対応できるメリットがある.反面,意識があることにより, 警備を怠るような個体が生まれる可能性がある.意識によるデメリットもいくつか考えられるため,意識は半分以下持たせる程度に留める設計が重要だと考えられる.
そして,ロボットといえど,一個体で24時間365日警備はできない.それはコードレスにすることにより起こる問題だ.しかし,コードが外れたら動かなくなる警備ロボットでは簡単に停止させられてしまうため,コードレス化は絶対だ.しかし,バッテリー駆動では24時間持たない.そのため,複数個体を順番に交代・充電させ,結果として24時間365日警備システムとなるように,運用することが求められる.


っと,長々書いてみたが,おそらく開発の先端にいる研究者は全て考えている事項だと思われる.安全工学視点による開発も忘れず,人命を守るために, いち早く警備ロボットシステムが容易に導入できる環境になってほしいと考える.