芋の独り言

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論文に関する記事+論文構成まとめ

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以上は英語論文に関してですけど,基本は日本語論文でも同じ気がしますね~これは参考になりそうです. 以上の記事は以下の記事で初めて知りました~以下の記事も気になりますね.あとで読んでおいたほうがよさそうですね~ data.gunosy.io

論文構成

別の記事にも書きましたが,論文の構成は以下のような感じ.順番が違ったり,以下に示した項目のいくつかがなかったり,タイトルが違ったりはしますがね~研究テーマごとに臨機応変に対応してください~

  1. Abstract 要旨
    :論文を短くまとめたもの.どういうことをやったのかをざっくり説明する.
  2. Keywords キーワード
    :そのまま.本研究でキーワードとなる専門用語とかを,いくつかAbstractの下に小さく挙げておく.書かない論文もある.
  3. Introduction 序論(はじめに)
    :研究の動機や背景(それをやると誰のためになるのか?どう得するのか?)といった研究のテーマを説明する. 何をしたいのかといった主張を述べる.課題を解決するための手法やシステムを提案する.
  4. Related Work 関連研究・先行研究
    :参考にしたものも含め,先行研究(すでに行われて分かっていること)の概要と本研究(自分のやったこと)との違いを述べる.挿入位置は論文によってまちまち.
    ” Background 背景”とタイトル付けすることもあるかも.
  5. Materials & Methods
    :使用したデータまたはそれを解析する技術や方法についての解説.課題の解決方法を述べる.
  6. Experiment 実験
    :主張の正しさを確かめるために行った実験の目的と手順を説明する.開発したシステムの性能を評価するための(比較)実験の説明.
  7. Implementation 実装
    :実験の手順やシステムの実装を分けて書くこともある.
  8. Result(s):実験結果
    :具体的な数値といった証拠を提示すること.
  9. Discussion 議論
    :実験結果より,開発したシステムの良い点・悪い点.研究の良し悪し. 実験が上手くいかなかったのなら,原因について考察(エラー解析)する.
  10. Future Work 今後の課題
    :改善点.Discussionと合わせて”Consideration 考察”とすることもある.
  11. Conclusion 結論(まとめ)
    :何を研究して,何が分かったのか.アブストラクトより詳細な”何をしたか”を述べるトコ.
  12. References 参考文献
    :参考にした論文全てのリスト(関連研究も含む).書き方にルールがある.

ってな感じの構成で論文もとい技術文書は成り立ってると思います~最後に”Acknowledgment 謝辞”が入ることもありますがね~.
3~5のステップで,2で述べた主張を証明します.主張は必ずしも正しくなくてもよく,正しくなければその理由や改善点を述べればよいと思います.
上記の太字の
       11184
ってな感じで論文を速読した後,全体をサラーっと読むって感じでしょうねぇ.さらに,参考文献の論文もいくつか読むと良いでしょう.
また,

  • どんなもの?(何をやったのか?何を証明したのか?)
  • どうやって有効だと証明した?(何を使った主張を証明しようとしたか?)
  • 先行研究と比べてどこがすごい?(異なる点は?)
  • 技術や手法のキモはどこ?
  • 議論はある?
  • 次に読むべき論文は?

といった点を中心に,論文をまとめることを前提に読むとよいとのことです.”ろんぶ~ん”みたいな感じで分かりやすく誰かに説明できるように しておくと後の自分のためにも良さそうですね.

参考