芋の独り言

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核P-MODELの曲から→”1984年”冒頭を読んで...

平沢進さん,もとい,核P-MODELの曲に”Big Brother”ってのがあるわけで, ”Big Brother”は”1984年”という長編小説に出てくる全体主義の象徴たる(小説上でも)架空の存在で, 常に監視されているという恐怖を植え付けるような存在,という説明でいいだろうか? ってなわけで”1984年”の新訳版を購入し,最初の数十ページとオチになりそうな後ろのページや解説をパラパラ―っと読んだところである. 初っ端から恐怖したね.主人公は既に洗脳済みなのかと思ってしまうほど,狂気の世界だった. ”シュタインズ・ゲート”のディストピアとなる世界線の末路を描写しているようでもあるかも. テクノロジー的には”シュタインズ・ゲート”のディストピアは全く異なっているが,洗脳・記憶と人類の歴史の改竄といった点では ”シュタインズ・ゲート ゼロ”に出てくるレスキネンと同じなのかもしれないと思う. そして,最後の方を先に見て,この小説のストーリーはポプテピピック風に言うと,”どうあがいても悪(BAD END)”といえると思う. 願わくば,このようなディストピアは現実のものとならないで欲しいものだが,どうなった場合どうすることもできないだろうな. ”アベンジャーズ”のサノスのような存在に侵攻されて滅ぼされることを願うか,隷従する前に自殺するしかないだろうな. 一度隷従したら人間としての死は得られないだろうな,そのような世界では.

恐怖は感じる,というか感じないとダメだと思うが,ネタとしてはな. ニコニコの民は大好物そうなネタだからこそ,核P-MODELの”Big Brother”のMAD動画とかで,作中のワードがコメントで流れるわけで. この小説の話がネタとして面白がられている世界ならまだ,そこまで狂気に満ちていないと信じたいものだがな.

あと,余談ですが,”パプリカ”の博士の発狂シーンで有名なセリフ”オセアニアじゃぁ常識なんだよ!”の”オセアニア”について, 私は”1984年”を読み始めるまでは,オーストラリア諸国を指す”オセアニア州”のことかと思ってたんですが, そうではなくて,”1984年”における英米諸国を統治したを指す”オセアニア”という全体主義国家のことなのではないか,と思うようになりましたね.ホントのところどっちなんでしょうね?”1984年”を読み終わったら筒井さんの”パプリカ”を読んでみたいと思います.

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

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