Markdownでは公的文書は書けない?ですが, ならば公的技術文書もかけ,その上スライド資料も作れるとのこと. じゃあ,やるっきゃないっしょ!ってことで以下の本の付録DVDでLaTeX環境を整えました.
- 作者: 奥村晴彦,黒木裕介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/01/24
- メディア: 大型本
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- LaTeX
- Beamerでスライド資料作成
- 上の本の333ページ以降(第18章)
- 今さら人に聞けない、Beamerの基本 - Qiita
- Beamer の基本的な使い方のサンプル
- TeXでプレゼン - LaTeX Beamerを使う人のためのTips集 | Tokoro's Tech-Note
アイコンが気になる...あずにゃんベースに見えるな~ - LaTeXできれいなスライドを!
- Beamer読本LaTeX 覚書
- TeX Forum
- TeX Beamerのカスタムテーマを作ろう - Qiita
- ソースコードの載せ方
- listing:付録DVDでの環境では入ってるが,”jlisting”は入ってないので,用意する必要あり
- minted:付録DVDでの環境では入ってるPythonで”Pygments”が入ってないとダメだったはず...
- beamer - LaTeXビーマー:ノート内のコードリスト
- beamer - LyXでコードリストを挿入するときのLaTeXエラー - 答えた
- 必要なパッケージ
- LaTeX パッケージを追加する
> cd ~\texlive\2017\texmf-dist\tex\latex\追加するパッケージのフォルダ名 > mktexlsr
- LaTeX エラーがでたとき基本は綴り間違いだと思うので,コードをよく確認
Beamer:カラーやフォントの選択など
- テーマ選択:
\usetheme{テーマ}
- AnnArbor
- Antibes
- bars
- Bergen
- Berkeley
- Berlin
- Boadilla
- boxes
- CambridgeUS
- classic
- Copenhagen
- Darmstadt
- default
- Dresden
- EastLansing
- Frankfurt
- Goettingen
- Hannover
- Ilmenau
- JuanLesPins
- lined
- Luebeck
- Madrid
- Malmoe
- Marburg
- Montpellier
- PaloAlto
- Pittsburgh
- plain
- Rochester
- shadow
- sidebar
- Singapore
- split
- Szeged
- tree
- Warsaw
- カラーの選択:
\usecolortheme{カラー}
- albatross
- beaver
- beetle
- crane
- default
- dolphin
- dove
- fly
- lily
- monarca
- orchid
- rose
- seagull
- seahorse
- sidebartab
- spruce
- whale
- wolverine
- フォントの選択:
\usefonttheme{フォント}
(\setbeamerfont{}
でも可?)- default
- professionalfonts
- serif
- structurebold
- structureitalicserif
- structuresmallcapsserif
- オプション:onlysmall,onlylarge
- フレームの内側の部品のテーマの選択:
\useinnertheme{}
- circles
- default
- inmargin
- rectangles
- rounded
- ヘッダーやフッダーのテーマの選択:
\useoutertheme{}
- default
- infolines
- miniframes
- shadow
- sidebar
- smoothbars
- smoothtree
- split
- tree
また,数式中($$
や\[\]
)に日本語を書くとエラーになります.
しかし,数式中に日本語を交えて説明しないと分からない時もあるかと思います.
そんな時は\text{日本語}
とすると,とりあえずエラーはでません.
参考:LaTeXで琉大数理科の修論を書くためのガイド
ソースコードの挿入(beamerで)
mintedを使うために,プリアンブルに
\usepackage{minted} \setminted { linenos, mathescape, numbersep=5pt, frame=lines, framesep=2mm, }
を書きます.
listingsに関しては,以上の参考サイトを参考に.
そして,beamerで以上のパッケージでソースコードを入れる際には
\begin{frame}[fragile] ソースコードの記述 \end{frame}
というようにframeに”[fragile]”を付けないとダメみたいですね~
付けないとエラーが出てPDF出力してくれません.
それで,”ソースコードの記述部分”に以下のように書けばいいと.
% verbatim \begin{verbatim} import numpy as np a = np.array([]) \end{verbatim} % lstlisting \begin{lstlisting}[language=python,caption=~,label=~] import numpy as np a = np.array([]) \end{lstlisting} % minted \begin{minted}{python} import numpy as np a = np.array([]) \end{minted}
TexWorks
付録DVDで環境を整えた場合,TexWorksというエディタ?が入っていて, これでtexファイルの作成からPDF出力まですべてできちゃうのでラクです. コンパイル+PDF出力はウィンドウのバーにある再生ボタンみたいのをクリックすればPDF出力まで自動でやってくれます. その際に”タイプセット”が”pLaTex(ptex2pdf)”になっていることを確認しておいてください.
minted使う際に(TexWorksの設定変更)
mintedを使っているtexファイルのコンパイルには”-shell-escape”オプションを付ける必要があるとのこと.
しかし,TexWorksのインストール時のデフォルト設定では”-shell-escape”オプションが設定されてない”pLaTex(ptex2pdf)”でコンパイルするのでエラーになる.
そこで,TexWorksのウィンドウのバーの”編集”->”設定”->”タイプセット”->”タイプセットの方法”
->”pLaTex(ptex2pdf)”を選択して,”編集”ボタンをクリック.
”+”ボタンを押して,”引数”に”-shell-escape”を追加して,設定を閉じます.
この時,引数の順番を以下のようにしてください.
でないと認識してくれないようでエラーを吐きます.
引数の順番を以下のようにしないとダメだってことが分かるのに,かなり右往左往しました...
*参考
おわりに
パワポよりPDFとして準備しておいた方が,万が一を考えたら良さそうだと思います.
PDFだけでプレゼンテーションする。 | 電脳メモ
とはいえ,Adobe製品って一時期インストールしないほうがいいみたいなことがあったかと思いますが...
まぁ,PDFはたいていのブラウザ(PCにデフォルトで入っているような)で表示できるのに対し,
パワポはOfficeソフトがないと使えませんからね~
今後はで資料を作成しましょう~♪