新コロの初期症状は風やインフルと同じか無症状であることが現時点での報道から分かっているわけだが， 胸部CTスキャンにて両側に肺炎が見つかった場合は新コロである可能性が大であることも近日の報道から分かっている．
PCRマシンは生物・生命科学・保健科学の研究室がある大学やバイオ系の民間企業にあるわけで，検査自体のキャパにはまだ余裕があるはず． しかし，PCR検査には多少の時間がかかるのと，新コロ患者の隔離施設のキャパが圧倒的に足りない． そのために検査数を制限し医療システム全体の崩壊を避けようとする試みなのかもしれないが， そのことによって無自覚潜在感染者による新コロ感染拡大は防ぐことができなくなってしまうだろう． また，PCR検査はではその精度に限界があり，それによって感染者であったのに陰性結果が出てしまう事例がいくつかあったため， PCR検査頼みのこの状況というのは望ましくないと考えられる．
初期判断として胸部CTスキャンが有効だと思われる． 初期症状として風邪のような症状の場合は，余裕があれば，念のために胸部CTスキャンをしておくことにこしたことはないが， 現時点では軽症の方は自宅療養で重症にならなければ診療を受けられない状態であるため胸部CTスキャンは受けられない．．． 軽症の場合に病院に来てはならないのは， そのために病院の診療のキャパを超えてしまってパンクし， 新コロでない病気で診療や処方が必要な患者に対するケアが行えなくなってしまうことを防ぐためである．
どうしたものかな．．．
