大脳基底核と大脳辺縁系の位置関係がよく分からなかったので,自分なりにまとめてみました. 間違っていたらご指摘お願いします.
大脳(終脳)部分(間脳も含めて図示+以下に示す)をザックリと以上の図のように領域を分けられるかと思います.
灰白質と白質というのはニューロン単位でざっくりと以下の部分が相当しています. 灰白質はニューロンの細胞体部分が集まってるトコで,情報処理を行っているトコです. 対して白質はニューロンの軸索部分が集まっているトコで,情報通信を行っているトコです.
軸索はケーブル・導線みたいなもんで,ケーブルの被膜部分がニューロンのミエリン鞘です.
ミエリン鞘はケーブルと同じく絶縁体であり,漏電するのを防ぎます.
ただし,軸索すべてがミエリン鞘で覆われているのではなく,ランビエ絞輪という剥き出し部分があります.
ランビエ絞輪からナトリウムイオンが出入りすることで,軸索内部の極性が変化し,
電流が流れる(ようにみえる)のです.
ケーブルという点では以上のようなイメージですね.
また,被服部分であるミエリン鞘は,中枢神経系ではグリア細胞の一種であるオリゴデンドロサイト(乏突起膠細胞)というものが 担当しており,末梢神経系ではシュワン細胞というものが担当しています. そもそもミエリン鞘がないパターンもあります.