芋の独り言

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薬の処方には倫理的問題があるので難しい...とにかく我々は自宅待機で.

薬の処方,特に昨今において”アビガン”において, ”患者が死んだらそれは患者本人の責任なんだから早く投与・解禁しろよ”というようなコメントを見かけるのですが, これは暴論だと思います. もしかしたら別の意味だったのかもしれませんが,私にはそのように捉えられるコメントだったと思います.

医師と患者本人もしくはその家族の治療における同意が形成されたうえで治療を行うといった インフォームドコンセントがあるわけですが,投薬して患者が亡くなった場合, 同意した患者の全責任で医師に責任はないかというとそうではないと思われます. 同意書があっても医師には説明責任や治療が適切だったかについての責任問題は避けられないものだと思います. つまり,患者の死亡事故において患者の全責任になるわけではにという事と, そのために医師は投薬や治療に関して慎重に行うわけで, 慎重に行うために昨今のことにおいて”アビガン”の使用は限定されているのだと考えられます. おいそれと使えるものではないのです.

今は責任問題や解禁問題について討論すべき時でもなければ, 勝利宣言を出すときではないと思います. とりあえず動物実験などで様々な薬の効果を検証したり,ワクチン開発に全力を注ぐことでであり, 外野(医療従事者でない多くの国民)は黙って自宅で待つこと. 医療従事者への負担を軽減するために我々は自主外出自粛で感染拡大を抑制して協力をしましょう.

PCR検査についても素人は口を出さないことですね~