区別は個々の特性を元に最も効果のある,もしくは最も効率的な状態にすることである. 性差も特性の一つであり, オスが力仕事を,メスが子育てを分業して行うのは生物的特性として妥当であると言えよう. ある仕事環境において, 性差や個々の能力を鑑み,結果としてオスだけ,もしくはメスだけの配分になったとしても それは後述する差別ではない. むしろ効率的である. 性差も個性として個々の能力に応じて最も効果のある仕事を与えるべきである.
区別と差別は違うものである. 差別は偏見によるレッテル貼りによる最も非効率で最も効果のない状態を 造り出すものである. 平等という欺瞞もまたこの種と同じ愚かしい言葉である. 5対5が平等だとしても非効率なのである. 男女平等などといって女性を労働力として搾取し負担を増やし, 自身は私欲を肥やす輩は愚かしいのである. 何かにつけて誹謗中傷するフェミニストというのはそういう輩の一種なのだろう. 真に女性に対し敬意を表し接するジェントルマン,紳士とは別物である.
本来ならば種全体の繁栄のために個が最効率な方法を採るものである. しかし,一定の確率でバグのように非効率的に(オスによるメスの争いのようなものではなく) 同種を攻撃する個は現れる. これは種全体が増えすぎないように数を抑制するものだ. よって一定数のバグ個体は必要だ. しかし,一定数以上になると種は当然だが滅びる. ヒト種において正にそうなりつつあるように思える. いや,もとよりヒト種は他の種と違ってバグ個体が多い傾向にあろう. これでは数百年はもっても数千年後にヒト種は同種殺しによって種が絶滅するであろう.
ヒト種におけるバグ個体は反ナショナリズムつまり非愛国者だ. ただし,国自体がバグのような存在であれば反政府的な立場の方が正当な個体であろう. このようなバグ個体は種から一定数を超えれば取り除かねばならない. 既に個々の問題ではなく,種全体としてこの問題に取り組まねばならない事態なのだ.