芋の独り言

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原作と結構違うんだなぁ

筒井康隆さんの原作のパプリカを読み始めたんですが, 今敏監督のアニメ映画とはストーリーがかなり違ってました. 同名のキャラクターに関しては,そのキャラクター像は同じなんですけど, そもそも登場人物がアニメ映画では少ないです. 小説では能勢という人物が最初にパプリカの治療を受けますが, アニメでは出てきません.それに各キャラクターの役職とかも若干違いますね. まぁ,小説のままやると,とてもじゃないが数時間に収められるようなものではないだろうし, エロティックなシーンがかなり多い(私がそう感じただけですが)ので映像にしにくいとは思います. それにフロッピーディスクの時代みたいだし. ただ,文をアニメ化しただけではオリジナリティがないし, まぁ,原作小説とアニメ映画は別モンとして見れば, どちらもスゴイ作品であると思います. 原作へのリスペクトありきのアニメ映画です. 見ていない方には両作品見ていただきたい.

原作小説を読んで思ったのは,これは精神医学・心理学の知識があればもっと楽しめたり, 勉強になるんだろうなぁということ. 無知にはかなり難解な用語が出てきます. 工学的なものも含めて. このことを考えると,作者の筒井康隆さんはかなり精神医学に精通しておられ, その教養の広さと深さには驚きです. 私は無知であるので勉強が必要だなと反省させられます. 特にこの小説内で取り扱われるようなこと(抑鬱症.小説では粉川がそれでありパプリカに治療してもらう)は自身や周りにも起こりえる話ではあるので,知っておいた方が良いのだろうなと思います. 昨今の情勢下では自殺してしまう人もいるようですし, 自分自身や周りの方がそうならないように知識はあった方が良いですし, 小説パプリカはその入門としても良さそうな気がします. 素人考えなので正しくないかもしれませんが, 夢の分析をしてみれば何か悩みを解決して精神病を克服できるかもしれません. そのためには朝方のレム睡眠時に起きる・起こす必要があり,すぐさま夢の内容をメモする,そういうことができるよう に訓練する必要がありますがね.

訓練すればできるようになるとたしか筑波大学の医科学研究所がニコニコ生放送で解説してましたね~ もしかしたら,あそこなら同じことをやっていたりして. ただ,たしか工学系の研究所じゃないだろうから小説内のゴルゴネスやDCミニのようなハードを制作する技術はないと思われ, 中々にDCミニの実現は難しいでしょうね. 筑波大学全体として見れば工学部はあるでしょうからそこと連携,もしくは産学連携というやつで(安全で高い技術のある)企業と組んでやれば可能性はありますがね.

あ,あとアニメ映画パプリカのHPが見当たらなかったので以下に今敏監督のHPのリンクを. konstone.s-kon.net